Dangerous example
放置すると危ない歯並び例
「歯並びが悪いことが気にならない」、「歯並びは気になるけど費用が・・・」など、さまざまな理由によって矯正治療を行われていない方も多くいらっしゃると思います。
しかし矯正治療が必要な理由は、見た目だけではありません。
歯並びが悪い状態を放置したままにしておくと、お口の中だけではなく、身体にもさまざまな影響が出てきてしまいます。
歯並びが悪いことで出る主な症状
- 歯周病
- 歯並びが悪いと、自分では時間をかけてしっかり磨いているつもりでも、磨き残しが出てしまうことが多いです。磨き残しがある状態を長時間放置すると、歯石や歯垢が溜まってしまい、歯周病になりやすくなります。
- 口臭
- 歯並びが悪いことで歯ブラシを隅々まで行き渡らすことが難しく、磨き残しが出ることで口臭へも影響が出てきてしまいます。 また、うまく食べ物を咀嚼(そしゃく)できずに飲み込んでしまうことで、胃に負担がかかってしまい、胃の不調からくる口臭がきつくなることがあります。
- 舌癌
- これまでは喫煙や飲酒以外にも、歯に合わない被せ物、放置して欠けてしまった虫歯が舌に刺激を与え続けることで舌癌になるリスクを高めているとされていました。
近年ではリスクを高める要因の1つに「歯並びの悪さ」が加わりました。
通常であれば、垂直に生えてくる歯が内側に向いて生えてくることで舌と歯が常に接触してしまいます。舌は常に刺激を受け続けることになるので、正常な歯並びと比べ、舌癌になるやすくなってしまいます。
舌の側面に歯型がついている方は、常に舌に歯が当たっている証拠ですので注意が必要です。
大きな病気にかかってしまうことも
多くの研究により、歯並びが悪いことで歯周病になり、体内に歯周病菌が入ってしまうことで、狭心症や心筋梗塞といった心疾患、脳梗塞や糖尿病といった大きな病気にかかりやすくなってしまうことが解明されています。それ以外にも女性では、早産・低体重出産をしやすくなったり、骨粗しょう症などにもなりやすいと言われています。
歯並びの悪さだけが原因で、これらの症状を引き起こすわけではありませんが、歯並びを改善することで、リスクを下げることは可能です。
虫歯になりやすい、口臭を指摘された、歯周病になりやすい、舌に歯型がついている・・・などの症状がありましたら一度、いしかわ矯正歯科までご相談ください。